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リニューアルしたチケットのメッセージと、ムーミンのストーリーのこと

ムーミンバレーパークの当日チケットが10月1日から6種類で登場しています。

リニューアルしたチケットは、小説を軸につくられたムーミンバレーパークという場所を象徴するように、アーティストであった作者のトーベが描いたアートを使用しました。

ムーミンの作品と切っても切り離せないのが「ストーリー」です。各キャラクターは、物語に登場する個性豊かなムーミン谷の仲間たちの魅力を引き出すそれぞれのキャッチコピーとそれを象徴するアートを選定し、メッセージを込めました。

色に関しては、作者トーベも強くこだわりがあったこともそうですが、園内に使われているエリアカラーをベースに、シンプルだけれど原画の良さが引き立つ北欧らしい配色やデザインを意識して制作しています。


これから、それぞれのキャラクターごとのチケットのキャッチコピーとコンセプト、色についてもご紹介しますね。


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Let your imagination fly (きみの想像力を羽ばたかせよう)
ムーミントロールは、飛ぶ鳥たちを眺めながら、冒険への想像の翼を羽ばたかせています。エメラルドグリーンの色は、若さや冒険へのあこがれ、ほんの少しの不安などをイメージしています。


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Venture the sea of thoughts(思考の海を冒険する)
若いころに壮大な冒険の旅をした経験のあるムーミンパパは、常にそわそわと次の冒険を考えてみたり、過去の冒険の回想をしてみたりと、まるでムーミンパパの想像力は海のように広く、深いものです。深い青色は、海やムーミンパパの少し理屈っぽさなどをイメージしています。


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Be compassionate but fair(思いやりがあって、公平)
愛情深いムーミンママは、誰に対しても分け隔てなく、優しく接してくれます。常に優しいだけでなく、きちんとアドバイスなどもしてくれる唯一無二の存在。物語のシンボルであるムーミン屋敷のお掃除をしているようなアートワークを選びました。ピンク色は、キイチゴ(ラズベリー)のジュースの色やムーミンママの温かさをイメージしています。


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Go on a journey by yourself (自分自身で旅に出よう)
何者にも縛られないスナフキンにとって、ひとりで旅をすることは人生の一部であり、それは孤独や自由を伴うということも知っています。だからこそ、考えもつかないメロディが生まれてくる喜びがある、ということも知っているのです。スナフキンの魅力である軽やかさが表現されたアートワークを選びました。グリーンの色は、スナフキンが身に着けている服や自然をイメージしています。


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Confidence comes in all sizes(自信はどんなサイズにだってある)
名前に‛リトル‘(小さい)と入っているリトルミイですが、負けん気や自信、行動力はムーミンのキャラクターの中ではダントツの大きさ。その大きさとの対比で、身体は裁縫かごの中に収まってしまうくらいの小ささを象徴しているアートワークを選びました。はっきりとした赤い色は、リトルミイのアクティブさや情熱、勇敢さ、強さなどをイメージしています。


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It’s okay to be a little selfish(少し自分勝手だって、いいじゃない)
平和なムーミン谷では、スティンキーのような存在がぴりりとアクセントに。破天荒なスティンキーのふるまいは利己的であったり、非常識であったりするのですが、それによってムーミンたちは刺激を受け、物語に広がりが生まれ、新たな展開を見せるのです。スティンキーの身体のような茶色は、他のキャラクターたちのカラフルな色とは一線を画す印象や、ほかに影響されない強さをイメージしています。

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全体の統一感としては、ムーミンたちがリラックスしながら思い思いの時間を過ごしている物語性のあるアートワークを選んでいます。

コンセプトは、ムーミン谷の仲間たちと同様に、訪れるゲストにもリラックスしながら思い思いに過ごしていただき、ゲストそれぞれの物語を紡ぎだして頂きたければという思いでつくったチケットです。こちら、実はデザイン自体はオープン前から完成していて、フィンランド本国のムーミンキャラクターズ社からも、「wonderful!」と大絶賛されたチケットデザインのため、ようやっと日の目をみることができたことを、うれしく思います。

これらの個性豊かなムーミン谷の仲間たちを、ゲストのみなさんが目にして、それぞれのメッセージを感じ取ってもらい、ムーミンの物語やご自身の物語に触れる機会となったり、また、コレクションなどもしていただけたら幸いです。


文 川崎亜利沙

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