メッツァ metsä(ムーミンバレーパーク・メッツァビレッジ)
約1200本の傘が彩る『ムーミン谷とアンブレラ』~SDGsへの取り組み~製造ブランドインタビュー
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約1200本の傘が彩る『ムーミン谷とアンブレラ』~SDGsへの取り組み~製造ブランドインタビュー

日本最大級のアンブレラスカイ『ムーミン谷とアンブレラ』

2021年より、ムーミンバレーパークでは、イベント『ムーミン谷とアンブレラ』で展示された傘を別の新しい製品にアップグレードして生まれ変わらせる「アップサイクル」の取り組みを、株式会社モンドデザイン(本社:東京都港区、代表取締役社長:堀池洋平)と提携し実施しています。

本記事では、株式会社モンドデザイン 代表取締役社長 堀池洋平氏にお話を聞きました。

株式会社モンドデザイン 代表取締役社長 堀池洋平様氏


ムーミンバレーパークとのコラボレーション

―ムーミンやムーミン作品に対しての思いなどありましたらお聞かせください。
堀池氏:小さい時は本を良く読んでいて、子供の頃から知っている想い出深いキャラクターです。

―ムーミンバレーパークで展示されたアンブレラスカイを使って商品を作っていただけないか、というコンタクトがムーミン物語からあった際、どのように思われましたか?
堀池氏:今まで展示後にやむなく廃棄せざるを得なかった物を、製品として生まれ変わらせる事は社会的意義が大きいと強く感じました。

―ムーミン作品の故郷である、北欧は環境先進国と言われていますが、ムーミン商品とのコラボレーションから生まれる付加価値などはありますでしょうか。
堀池氏:はい、あると思います。北欧のキャラクターという事もあり、ムーミンバレーパークが好きな方は物を大切に使うという取り組みに強く共感していただける方が多いと思います。北欧の本来持っている家具等を大切に永く使うという文化に共感されている方が多いと感じているため、今回のビニール傘の再利用の取り組みにも通じる部分が多いと考えています。

―昨年のアンブレラスカイとのコラボ商品の発売後の反響をお聞かせください。
堀池氏:このような活動に共感していただける一般の方はもちろん、メディアの方の反響も大きく頂きました。

―購入者層に変化はありましたか。
堀池氏:アップサイクルや理念に共感してくれた人はもちろん、ムーミンバレーパークの取り組みに共感して商品購入してくれた人もいると思います。


製品へのこだわり

―商品開発を進めるに際して一番大切にしたもの(こだわり)があったらお聞かせください。
堀池氏:大きく2点ございます。一つはお預かりしたビニール傘をできるだけ余す事なく使うという事、もう一つは実際に製品としても品質・デザインにおいて使いたいと思っていただける製品にする事です。

―商品開発が始まった時、現実と理想のギャップのようなもの(苦労した点)があったらお聞かせください。
堀池氏:ビニール傘の洗浄と色毎の仕分けが苦労をした点です。洗浄については、屋外に数ヶ月設置した物なので、かなりの汚れが付着しています。これらを数度の洗浄を行う事により綺麗にしています。
また、色ごとの仕分けについては、屋外に設置している時の紫外線等による変色具合が一つ一つ微妙に異なります。同一の製品で違和感の無い組み合わせを行う為の仕分けが苦労した点です。

―「PLASTICITY」の他の製品との違いはどんなところだとお考えですか。
堀池氏:傘の色が製品の色に直接影響するので、色味が他の製品との違いだと思います。通常回収する傘は柄物が多いので、(ムーミンバレーパークで使用されたものは)一色で綺麗なトーンが出せます。前回は圧着すると茶色、ワインレッドなど大人っぽい色になり、そういった色が人気でした。

―今年のアンブレラスカイとのコラボ商品のコンセプトやデザインの方向性などお聞かせください。
堀池氏:気軽に手にとっていただける価格帯と、お出かけ時に気軽に使っていただけるようなショルダーバッグ等を検討しています。


「きっかけ」になる製品

―今後、「PLASTICITY」製品がどのような存在になってほしいですか。
堀池氏:今後は、アップサイクルの製品が「珍しい製品」ではなく、一般的なものになってほしいと思っています。「PLASTICITY」は、ビニール傘を使わないで欲しいということではなく、使った後、別のものに生まれ変わらせて、廃棄されるものを少なくしようという取り組みの一環です。製品を通して、こういう使い方もできるんだという気付きのきっかけになれば嬉しいですし、製品を使うことでプラスチック問題に興味を持ったり、傘をそのままではなく分解してから捨てたり、そういったきっかけになる製品になったらいいなと思います。


ムーミンバレーパークでも、答えや正解を直接示すのではなく、「気づき」というキーワードを大切にしています。小鳥のさえずりに耳を澄ましてみたり、足元の小さな虫に目を向けてみたり、「気づき」や「発見」は、普段は気づきにくいけれど本当はすぐそばにある小さな幸せ。
「PLASTICITY」の理念と通ずる部分が多いことから、森と湖の豊かな自然環境に囲まれたパークだからこそ生まれた、地球環境を考慮したオリジナルブランド「Ethical Choice」のタグをつけ、製品を販売することが決定いたしました。

ムーミンバレーパークとのコラボレーション製品は、7月上旬生産開始、10月上旬販売開始予定です。販売に関する詳細情報は、随時ムーミンバレーパーク公式サイトで更新してまいります。

<PLASTICITY(プラスティシティ) >
PLASTICITY は 2020 年 4 月より販売を開始したクリエイター齊藤明希氏と株式会社モンドデザインが共同で開発を行うブランドとなり、全ての製品には廃棄されたり忘れ物として保管された後に最終的に廃棄されてしまうビニール傘を全面にリサイクルをしています。防水性やメンテナンス性といった傘の持つ素材の特性を最大限活かすため、そのままの状態にて何層にも重ねてプレスをする独自の加工方法を開発。さらに、加工工程にて雨模氏の表情を生み出す事により他の製品には無い独特な質感を持つ製品が完成しました。

<Ethical Choice(エシカル・チョイス)>
森と湖の豊かな自然環境に囲まれたメッツァだからこそ、地球環境、人、社会、地域、生物多氏性やSDGsなどを象徴する、エシカル(倫理的)でサステナブル(持続可能)な取り組みは、施設のアイデンティテイとして必要不可欠であると考えました。
人体や環境に負荷をかけないもの、有形無形にとどまらず、今後エシカルでサステナブルなチョイス(選択)を基準に開発する、施設内の生産環境や食品・製品・素材・サービスにいたる包括的な取り組みに、「Ethical Choice(エシカル・チョイス)」のロゴを付帯してまいります。
※「Ethical Choice(エシカル・チョイス)」の取り組みについてはこちら


● 『ムーミン谷とアンブレラ』

日本最大級のアンブレラスカイ約1,200本の傘(2022年1月現在の当社調べ)が広がる『ムーミン谷とアンブレラ』。今年のテーマは「イマジネーションの気球に乗って、どこにでも飛んでいこう」。ムーミンの原作絵本『ムーミン谷へのふしぎな旅』をモチーフにしたデザインです。カラフルなアンブレラスカイは、心のビタミンチャージに、空に舞う気球は自由や夢のシンボルとして、たくさんの人に幸せや希望をお届けできれば幸いです。

■開催期間:4月27日(水)~7月3日(日)
■イベント詳細:
https://metsa-hanno.com/lp/umbrella2022.html


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メッツァ metsä(ムーミンバレーパーク・メッツァビレッジ)
メッツァはフィンランド語で「森」。豊かな自然の中、北欧に流れているようなのんびりとした居心地の良い場所が「メッツァ」です。北欧のライフスタイルを体験できる「メッツァビレッジ」、ムーミンの物語の世界観あふれる「ムーミンバレーパーク」の魅力をお届けいたします。