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これはなんの色?「ハーベスト」のストーリー

人はいつからか、「色」の名前を覚えると、その色を指すときに、その名前を使うようになります。

名前を知らないいちばんはじめの子どもの頃は、大人に「赤はりんごの赤だよ」とか、「黄色はバナナの色だよ」などと教えてもらって、その色のことを認識したのではないでしょうか。

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日本の秋のイベントは今やハロウィンが定着化しつつありますが、北欧では日本よりもハロウィンは浸透していません。もちろん、ムーミンの物語の中にも、ハロウィンのお話もありません。

そこで、メッツァ(メッツァビレッジとムーミンバレーパーク)は、秋のイベントとして、秋の恵みや収穫を祝う「ハーベスト(=収穫祭)」を開催しました。(ムーミンバレーパークは今も開催中です)

メッツァの入り口の道、メッツァティエには、色とりどりのガーランドを飾ってゲストをお出迎えしました。

実はこちらの色、北欧の秋から冬にかけての自然のものをモチーフにした9色のコンビネーションにしています。

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上から、アンズダケ(きのこ)、シーバックベリー、リンゴンベリー、ビーツ、木、カシス、霜。葉っぱ、ケール

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この色に合わせて、メッツァのハーベストのロゴと、ムーミンバレーパークのハーベストの原作のアートを使ったイベントのキービジュアルも、同じ色を使っています。

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アートは 小説『ムーミンパパの思い出』から、若き日のムーミンパパとその友人たちと王さまが登場しているものを選びました。

パークのアトラクション「海のオーケストラ号シアター」でも、こちらの登場人物たちが活躍しています。
黄色の洋服の人は、王さまで、ムーミンパパと冒険にでかけたフレドリクソンが最後に空飛ぶ船を完成させたのが、ここの王様の国になります。

こちらのアートを選んだ理由としては、ヨクサルの付近にあるかぼちゃなども秋らしさを感じること、また、この国の王さまは、園遊会やびっくり大会をはじめたりと面白いことが大好きなので、今回の秋のムーミンバレーパークのハーベストで実施されているのコスプレイベントなどのワクワク感や、また、ワークショップなどの創作を深く楽しめる象徴に発明家のフレドリクソン、おしゃれが好きなミムラや想像力豊かなパパ、ボタン集めが趣味のロッドユールなど、才能にあふれたパパジェネレーションズが一同に会していて、芸術の秋をそこはかとなく象徴するようにも見えるためでした。

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メッツァビレッジでは、すでにクリスマスがはじまっていますが、ムーミンバレーパークのハーベストは、もう少し続きます。

メッツァティエを通り過ぎるとき、あの色はリンゴンベリーだね。なんてガーランドを見上げながら通りすぎて、北欧の季節を日本で感じるのも、秋の楽しみ方のひとつかもしれません。

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ムーミンバレーパークのハーベスト(秋の収穫祭)
涼しい秋の匂いが、ここ「ムーミンバレーパーク」のムーミン谷にも流れ込んできています。「ムーミンバレーパーク」には、この秋の季節を楽しむ収穫祭(=ハーベスト)をテーマに、芸術の秋、創作の秋、そして収穫の秋などたくさんの実りが散りばめられ、この季節ならではの体験ができるイベントをご用意いたしました。

期間 2019年10月1日(火)〜2019年11月24日(日)

詳細は こちら から



文:川崎 亜利沙

写真:末松 千夏

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