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【個性と才能が爆発】プラネタリウムクリエイター大平貴之氏イベントワークショップレポート

星降るmetsä「Nordic Sky プラネタリウムスペース」の関連イベントで、2日間限定で定員にすぐ達してしまったスペシャル企画「プラネタリウム・クリエーター大平 貴之氏とワークショップを体験」のワークショップ最終日に潜入!イベントレポートをお届けします。

大平さんが監修した「学研プラス:大人の科学マガジン BESTSELECTION01」を組み立てて、お家で使えるピンホールプラネタリウム作りをします。

中にはキットが入っていて、順番に組み立てていきます。

冒頭、大平さんからは、幼少の頃に制作した自作のプラネタリウムのことや、メガスターのしくみについて説明がありました。

当時、大平少年は自作プラネタリウムを1つ1つ穴をあけて光を作っていたそうですが、年月を経てこちらのキットは実際の天体の星空が既に再現されているので、穴をあけずにご家庭で気軽に楽しめるように進化しています。

完成して、実際に設置したら、このように(↓)なるそうです!


大平節の炸裂

参加者のみなさんが真剣に作業を進める中、大平さんのひとりトークも盛り上がります。時折、「わたくし大平、独身49歳〜」という独身アピールもちょくちょく入れてきたり、星と絡めて深イイ話を入れてくるのが個性的で、これは大平節、と名付けたいと思います。

「星は暗いところでしか見られないけど、星をみるのを邪魔をするのは人間なんです。

というか、人間が使っているあかり、特に町あかりですね。」

キットに貼るシールを貼り間違えた参加者には、

「シールは貼りなおせます。同様に、人生も、何度でもやり直せます。」と。

プラネタリウムキットはメインを北半球か南半球選ぶことができるのですが、日本と違う南半球サイドを選んだ参加者には、

「南半球を選ぶなんて、斜め上の選択ですね、すばらしい」と。

ワークショップについても、

「私の子どもの頃は、竹刀をもった講師がバンバンと机を叩いていて、こんなに和やかではなかった。いい時代になりました。」と、当時、子どもへの体罰について問題視されていなかったころの大平さんの通われていた塾の思い出なども語られていました。

「プラネタリウムづくりは試行錯誤です。人生みたいなものです。そうやって私は49年間やってきました。」

作業にも集中しなければ時間内には終わらないし、大平さんの面白い話も耳に入ってくるし(笑)、参加者の方々は、忙しいけれど充実した二時間だったのではないでしょうか。

オリジナルコーヒーブレンド企画

また、ワークショップの参加者に大平さんセレクトのスペシャルブレンドコーヒーをご提供しました。「Planetarium Creator's Star Blend」と名付けられたコーヒーは、大平さんが事前にいくつものコーヒーを試飲して選んだもの。ロースタリーで焙煎されたコーヒー豆2種類をブレンドしました。

大平さんご自身は深入りのコーヒーがお好きとのことでしたが、ワークショップ参加者の方々は一生懸命つくっていると喉が渇くので、こくこく飲める、すっと飲めるものがいいよね、と選ばれたこだわりのブレンドでした。

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小さい頃になりたかったものは何ですか?という質問に、「花火師か焼きいも屋」になりたかった、と答えた大平さん。完成したキットと共に、スタッフのリクエストに応えて、キュートなポーズをとってくれました。

「プラネタリウム歴ひとすじ49年、そろそろでかいことをやりたいと思っております。」と話していた大平さん、次はどんなでかいことをしでかしてくれるのか?楽しみですね!


文と写真 川崎 亜利沙

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